賢い遺言をのこしたい
事前準備が大切です。
死後に遺産を巡る争いを起こさないためには、事前の準備が大切です。
揉める余地が少ない遺言をのこす必要があります。
では、なぜ遺言書は必要なのでしょうか。

遺言書の必要性
遺族に面倒な負担をかけさせないため
法律上、死亡と同時に相続が開始しますが、妻子といえども自動的に遺産を受け取れるわけではありません。
相続人は、遺言書がなければ、亡くなった方の財産がどこにあるか(又はないか)を調査できなかったり、名義変更などの手続が簡単にはできなくなったりします。すなわち、相続人は、日常の仕事や生活に加えて、面倒な手続をしなければならない羽目になります。

遺族同士の争いを避けるため
また、遺言を作成しなかったばかりに、それまで仲の良かった子や兄弟が、財産の分け方をめぐって熾烈な争いを始めることも多々あります。
ただでさえ、家族が亡くなって大変なときに、更なる負担をかけることはなるべく避けてあげたいものです。
遺言をはじめとする相続に関するできる限りの手続を、生前に済ませておくことは、遺族の重荷を少しでも減らしてあげることになるのです。
生前のうちに、どのような財産を保有しているか、分配方法をどのようにするか、を遺言にのこしておくだけで遺族の負担は大きく軽減され、亡くなった方に対する感謝の念がますます高まることは想像に難くないことでしょう。
弁護士に依頼するメリット
弁護士は、裁判所で、遺産分割や遺言がどのように争われるかまで考えた上で、アドバイスします。
弁護士でないのに、遺言の作成の助言をする他の専門職(税理士、司法書士、 行政書士)などもいますが、実際にその遺言が裁判で争われたらどうなるのかについては、専門家ではありません。
中には、いい加減な遺言が作成されていて、けっきょく弁護士に依頼して、しかも多大な時間を費やすケースもあります。
弁護士は、法律のプロとして、あなたの思い描いたとおりの相続を実現できるようサポートします。
詳しくは、弁護士に依頼するメリットをご覧ください。
遺言に関するよくある質問
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- 遺言を書くときの注意(2)
- 遺言を書くときの注意(1)
- 遺言の書き方
- 不動産の地番が間違っている場合
- 遺言どおりに分けたくない場合
- 債務を相続させないことは可能か?
- 「相続させる」と「遺贈する」
- 遺言(遺留分)と生前贈与
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