依頼者:長男(30代)
相手方:二男(30代)

事案内容(相談までの背景)
相談者の父は交通事故で死亡してしまいました。相続人は2人でしたが、そのうち二男(相談者の弟)は多額の借金を背負い、また生活保護を受けている身でした。したがって、二男が相続しても生活保護費を返上するのみであるから、単独で取得したいと相談がありました。

 

問題点
相続放棄と損害賠償額の算定が問題となりました。
 

解決内容
二男も相続放棄に了解をしておりましたので、すぐに相続放棄の手続を行い、相続人を相談者だけにして、損害賠償請求訴訟を提起しました。
 
結果的に3500万円の損害賠償金を相手方から回収することが出来ました。

 

bengosi解決のポイント(所感)
多額の負債を抱えている方が相続人となる場合、相続放棄をしてもらい、破産手続きを行うことで家族としてトータルで残るお金が確保できるのではないかと思われます。
 
この事案は、相続放棄してもらったことで家族以外に損害賠償金が流出することが回避され、利益になったと思われます。
 
当事務所は交通事故にも専門的な知識があるため、交通事故訴訟でも有利に訴訟進行を進めることができました。