依頼者:長女の子(20代)
相手方:長男ほか

事案内容(相談までの背景)
おばあさんが亡くなり、おばあさんの子供や孫ら約10名が相続人となりました。 
多数の不動産があり、誰がどの不動産を取得するのか決められず、また家賃収入があるアパートを管理し家賃を受け取っていた長男が家賃を全く引き渡そうとせず、争いになっていました。

 

解決内容
調停において、全員の了解を取り付け(中には遠隔地に住んでいる相続人もいて、了解を取り付けるのに相当苦労しました。)、家賃収入がある不動産を売却することにしました。
しかし、収益物件はリスクが大きいことから、なかなか思ったような値段で売ることができず、売却交渉は難航しました。
 
当事務所で紹介した不動産業者が他の業者よりも頭一つ抜き出た高額の見積もりを出してくれて、遺産額全額がアップし、皆が納得のいく分割を行うことができました。
 
また、家賃収入については、おばあさんが亡くなった後、家賃を受領していた相続人に訴訟を提起してきっちりと家賃の一部を返還してもらい、細かな費用の精算をして最終決着をつけることができました。

 

bengosi解決のポイント(所感)
収益物件は売却金額が低くなりがちですが、不動産業者を上手に選ぶことで高額の遺産分割が可能となります。
 
また、家賃収入がある場合は、きちんと処理しないと損をしますので、ちゃんと分割を請求するべきです。