相続問題解決事例

トラブル

【トラブル】他人名義の預金を、自己の財産であると確認できた事例

依頼者:男性(50代)
相手方:10名

事案内容(相談までの背景)
依頼者の方は、実父の再婚相手の女性(育ての母)を母のように慕い、自分の財産を育ての母名義の口座に入れていました。
しかし、育ての母が亡くなった後、依頼者は自分には育ての母の相続権が無いことを知りました。
このままでは、依頼者の預金を育ての母の相続人が相続してしまうため、相談にいらっしゃいました。

 
問題点
育ての母名義の預金口座の預金の一部は、依頼者の方が稼いだ財産であることは間違いありません。
預金の一部が依頼者の財産であることを理解してもらい、銀行から預金を引出すために、どのような方法が適切かが問題になりました。

 
解決内容
弁護士から相続人の方にお手紙を送り、母の預金の一部が依頼者のものであることを説明しました。
そして、相続人の方全員に、母の預金の一部が依頼者のことであることを確認するとの確認書を書いていただきました。
依頼者の方は、この確認書を銀行に提示して、育ての母名義になっていた預金を無事を引出すことができました。

 

bengosi解決のポイント(所感)
他人名義の預金を、依頼者の財産であることを確認するという、特殊な事件でしたが、相続人の方が従前の事情を理解してくださり、全員分の確認書を取り付けることができました。
事前に銀行に、どのような書類があれば預金を引出すことができるか確認しておいたこと、相続人の方に従前の経緯を丁寧に説明をしたことが迅速な解決につながったと思います。

【トラブル】不完全な遺言書

jirei_img6遺言書があったのですが、当方が相続するとされている自宅の地番が微妙に違っていました。しかし、種々の事情から、間違っている土地の表示が自宅であることは、はっきりしていました。

 

しかし、誤記があれば法務局では登記ができません。そこで、話し合いでの解決を模索しましたが、他の相続人は遺言は無効だと言って譲りません。

仕方がないので、訴訟を提起しました。

裁判所も当方の主張に理があると認めてくれたため、若干の解決金を支払って、登記を当方に移してもらうという和解をすることができました。

【トラブル】偽造の遺言書

jirei_img5当方に有利な遺言書があったのですが、相手方が、その後に作成したと言って遺言書を提出してきた事件がありました。相手方の遺言は、偽造の可能性が濃厚でした。
相手方は偽造を認めるはずもなく、話合いの余地がないので、訴訟を起こしました。

 

判決では、相手方の遺言の無効を確認してもらい、当方に有利な遺言に基づいて相続をすることができました。

【トラブル】亡くなられた方の預金が生前に相手方により勝手に引き出されていた

jirei_img4相手方が亡くなられた方と同居していた事案で、当事務所で遺産分割交渉を担当させて頂きました。

 

交渉時、相手方から開示された財産がお客様の想像よりあまりに少なかったため、当事務所で、亡くなられた方の預貯金の取引履歴を取り付けました。
すると、亡くなる2年くらい前から、100万円単位でたびたび預金が払い戻されていることが判明しました。さらに払戻時の出金伝票を調査したところ、すべて相手方の筆跡であることが判明しました。

 
相手方は、「亡くなられた方に払戻しを依頼されたもので、金は渡した」と弁解しましたが、交渉を行い、お客様の相続分に該当する金額を払ってもらうことができました

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