依頼者:男性(50代)
相手方:10名
依頼者の方は、実父の再婚相手の女性(育ての母)を母のように慕い、自分の財産を育ての母名義の口座に入れていました。
しかし、育ての母が亡くなった後、依頼者は自分には育ての母の相続権が無いことを知りました。
このままでは、依頼者の預金を育ての母の相続人が相続してしまうため、相談にいらっしゃいました。
問題点
育ての母名義の預金口座の預金の一部は、依頼者の方が稼いだ財産であることは間違いありません。
預金の一部が依頼者の財産であることを理解してもらい、銀行から預金を引出すために、どのような方法が適切かが問題になりました。
解決内容
弁護士から相続人の方にお手紙を送り、母の預金の一部が依頼者のものであることを説明しました。
そして、相続人の方全員に、母の預金の一部が依頼者のことであることを確認するとの確認書を書いていただきました。
依頼者の方は、この確認書を銀行に提示して、育ての母名義になっていた預金を無事を引出すことができました。