相続問題解決事例

相続放棄

【相続放棄】多額の負債をかかえる兄の遺産につき放棄をした事例

依頼者:女性(70代)
相手方:なし

事案内容(相談までの背景)
依頼者のお兄さんは実業家でしたが、多額の銀行借り入れがありました。
 
お兄さんの家族が全員相続放棄をしたため、自分はどうしたらいいのか、と相談がありました。

 
問題点
お兄さんの家族が全員放棄をしていることから、リスクが高いと判断し、早急に相続放棄を行う必要があるとアドバイスをしました。

 
解決内容
すぐに戸籍謄本を取り付けて、お兄さんとの身分関係を調査し、相続放棄の手続きをとりました。

 

bengosi解決のポイント(所感)
兄弟についても、相続放棄が必要な場面があります。
 
兄弟の家族が相続放棄をしたら、自分も相続人となることになるため、早急に相続放棄を行う必要があります。

【その他訴訟、相続放棄】多額の負債をかかえる父親の遺産につき放棄をした事例

依頼者:女性(20代)
相手方:なし

事案内容(相談までの背景)
依頼者のお父様は実業家でしたが、多額の銀行借り入れがあったため、債務をどうするかについて相談がありました。

 
問題点
まずは、銀行借入額と、収支を確認させてもらいました。
その結果、破産しなくてもいいかもしれないが、念のため、相続人全員が相続放棄をするのではなく、お母さんだけが相続をし、お子さん達は相続放棄をしてリスクを遮断するようアドバイスをしました。
相続放棄にあたっては、それほど大きな問題はありませんでした。

 
解決内容
お母さんについては、相続放棄をせず、そのまま相続をしました。
お子さんについては、お母さんにおいてきちんと債務整理ができるかどうかをにらんで、念のため相続放棄をしました。

 

bengosi解決のポイント(所感)
相続放棄に当たっては、そもそも放棄するべきか否かについて適格な判断ができるかがポイントになりました。
本件は非常に微妙な事案で、元々収益の高い事業であるため、経営がうまくいけば借金は全額返済できる可能性があるものの、残された家族だけで事業をやっていけることができるかが疑問視されたので、リスクを最小限としつつ、完全に財産を失うリスクも回避しました。
悩ましい事案は早期に弁護士に相談して頂けるとゆっくり検討することができるので、ありがたいです。

【相続放棄】相続の手続き後に、金融機関から1000万円以上の請求が来ましたが、相続放棄が受理されました。

依頼者:被相続人の子(20代)
相手方:金融機関

事案内容(相談までの背景)
依頼者は、被相続人(父)が亡くなった後、預金200万円を払戻しました。
しかし、1年ほど経った後、父宛に銀行から請求書が届きました。
父が保証人になっていた会社が、支払いを滞納したため、父に1000万円以上の請求が来たのです。

法律では、亡くなった人の預金を払戻してしまうと、相続放棄ができなくなってしまいます。
しかし、もし預金より多額の保証債務があることを知っていたら、相続放棄していたはずです。
そこで、相続放棄の手続について依頼を受けました。

 

解決内容
裁判所が、相続放棄を受理しました。
金融機関に対し、相続放棄されたことの証明書を送付しました。
その後、金融機関から請求が来ることはありませんでした。

 

bengosi解決のポイント(所感)
単純に、債務の存在を知っていたら、相続放棄したはずであることを主張しても、裁判所は簡単に相続放棄を認めてくれるわけではありません。
債務の存在を知りえなかったことを、背景事情を含め、具体的に主張しました。
また、払戻した預金を葬儀費用等に支出していることも、証拠を添えて主張しました。
このような弁護活動により、無事相続放棄が認められました。

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