依頼者:被相続人の兄(80代)
相手方:被相続人の弟(70代)

事案内容(相談までの背景)
被相続人に子供がなく、兄弟が相続人となりました。被相続人は長年1人暮らしをしており、かつ亡くなってから5年以上、遺産分割をしないまま放置されていたので、遺産の内容がほとんどわからない状況でした。

 

解決内容
郵便物などから、被相続人が口座を開設していそうな銀行を探して照会をかけ、少しずつ口座を探しました。また、口座の取引履歴から、株式などのその他の財産も見つけることができました。また、生命保険協会などに弁護士会を通じた照会を行い、生命保険も複数受領することができました。
 
なお、依頼者は高齢で入院していたため、病院に弁護士が行って打ち合わせを行い、また銀行などへの相続書類の提出手続なども、すべて弁護士が行いました。

 

bengosi解決のポイント(所感)
被相続人と、相続人との交流があまりない場合、遺産が正確に把握できないことがありますが、弁護士による金融機関などへの照会、弁護士会を通じた照会手続などにより、遺産の内容を調べることができます。
また、高齢などのご事情がある場合には、弁護士が出張してご相談を受けることもできますし、銀行などへも弁護士が相続人に代わって行き、必要な手続を行うことができますので、諦めずにご相談いただくことが必要です。