遺産がいくらあると相続税がかかるのですか。

答え
相続税がかかるかどうかの目安としては,相続財産(遺産)が基礎控除額より多いか少ないか,です。
基礎控除額は,5000万円+相続人の数×1000万円です。

 
たとえば,奥さんと子ども1人が相続人の場合には,5000万円+2×1000万円で,7000万円以下であれば相続税はかかりません。

 
もっとも,相続財産がいくらになるかは,そんなに簡単ではありません。
預金なら預金額そのままで簡単なのですが,不動産は相続税独特の評価額となります(時価より低いのが普通です)。
また,小規模宅地や事業用宅地の場合,減額されることがあります。

 
また,相続税がかかる相続財産は,ふつうに考える場合と違うことがあります。
たとえば,亡くなる前3年間に相続人がもらった贈与,生命保険金,死亡退職金は相続税がかかります。
(平成24年9月現在)